STOP-X37EX/STOP-SPDTS Software, LLC.
スペース不足によるアベンドを自動的に回避します。
X37アベンドはもう恐くない。今夜からぐっすり眠れます。
STOP-X37EX/STOP-SP(以下 STOP-X37EX)はオペレーティング・システム上で発生するアベンドのうち、DASDスペース不足を示すX37アベンド(完了コードB37、 D37、E37)を自動的に回復するソフトウェア・プロダクトです。
EOV(End of Volume)・SVCモジュールのフロントエンドとして動作し、アベンドしようとしているジョブの回復処理を行います。
本体機能
機能 | 回復方法 |
---|---|
REDUCEP | JCLのDD文で指定された1次割当量で新規データセットのスペースが確保できなかった場合、状況に応じて1次割当量を調整し、スペースを確保します |
REDUCES | JCLのDD文で指定された2次割当量のスペースが確保できない場合、その値を現在使用しているボリューム中の最大空き領域値に調整してスペースを確保します。 |
SETSEC | JCLのDD文で2次割当量の指定がない場合、2次割当量を追加してスペースを確保します。 |
ADDVOL | 順次データセットで16エクステントまで拡張した後、それでも足りない場合、ボリューム追加して更にエクステント拡張を可能にします。 |
オプション機能
機能 | 回復方法 |
---|---|
RECAT | RECAT(RECATalogオプション)は、オペレーティング・システムのアンアロケーションプログラムのフロントエンドとして働き、すでにカタログされているデータセットに対して再度カタログしようとした時に発生する"NOT CATLOG 2"(JOBLOGメッセージ)条件を回復します。 |
VSAM | ICFカタログを使用するVSAMデータセットで"OUT OF SPACE"条件が発生した場合、追加ボリュームを割り当てて回復します。 |
動作環境
メーカー | OS |
---|---|
IBM 富士通 日立 |
OS/390, z/OS MSP/E20, MSP/EX VOS3/AS, VOS3/FS, VOS3/LS, VOS3/US |
バッチ・ユーティリティ
STOP-X37EXには次のバッチ・ユーティリティが提供されます。
SRSSMF : STOP-37EX導入後の回復状況をSMFレコードから解析しレポートします。
ルール・ランゲージ
STOP-X37EXは使いやすく、柔軟性のあるルール・ランゲージにより制御されます。どのジョブに対して回復処理を行うかの選択は次のようなパラメータで指定できます。データセット名・ジョブ名・DD名・装置タイプ・データセット編成・プログラム名 他
<例>
DEFRULE A1
IF CLASS=I
JOBNAME=PROD*
THEN SET DIKPOOL=A1POOL
DEFPOOL A1POOL REDUCES(YES)
ジョブ・クラスI、ジョブ名PRODで始まるジョブにおいて、JCLで指定された二次割当量のスペースが確保できなかった場合、状況に応じて二次割当量を調整し、スペースを確保します。