ACS(Allocation Control System)DTS Software, LLC.
運用基準のルールは守られていますか?
ACSはデータセット配置の適正化と運用基準の標準化を実現。
ACSは、オペレーティング・システムからのさまざまなデータセット割り当て要求をインターセプトして運用基準の徹底を図り、適正な運用体制を維持します。また、従来のボリューム管理から、複数のボリュームによって構成されるプール「ボリューム群」による管理を行うことで、煩雑なストレージ管理の手間を削減します。
ACSの導入効果
JCLの動的変更
セキュリティーの強化
ボリュームプーリング
これにより
↓
運用基準の維持管理
違反情報の履歴管理
DISKの有効利用
システム担当者の負荷軽減が実現
セキュリティーの強化
ボリュームプーリング
これにより
↓
運用基準の維持管理
違反情報の履歴管理
DISKの有効利用
システム担当者の負荷軽減が実現
運用基準の維持管理
- (1) 開発系からの本番環境へのアクセス管理
- 本番データセットまたはボリュームに対するアクセス違反の際にメッセージ発行
- 本番データセットまたはボリュームに対する不正アクセス要求の拒否
- 本番データセットまたはボリュームに対する不正アクセスを適正な場所に変更など
- (2) 運用基準に違反したジョブのJCLを動的に変更
- スペース値を適正値に変更
- 割り当て先の強制変更
- クラスタ定義の変更
- パラメータ指定の内容チェックなど
- (3) ファイル・セキュリテイの強化 (特定業務のデータの保護)
- ユーザーID / データセット名によるジョブの割り当て制御
- ジョブ名によるボリュームの割り当て制御
- 割り当て先ユニット名を自動的に変更
- VOLSER指定のないジョブの実行制御
- 並列システム環境におけるアクセス制御など
システム管理者の負荷軽減
- (1) 個々のボリューム単位からプール (ボリューム群)による管理
- (2) ボリューム単位またはプール単位でのディスク状況管理・ 使用率・断片化の状態・パフォーマンス状況など
- (3) OSに依存しない独自のアルゴリズムによる柔軟な割り当て先の選択
- MAXSPACEアルゴリズム:最大使用可能スペースを持つボリューム選択
- RESPTIMEアルゴリズム:応答時間が最短のボリューム選択
- FRAGINDXアルゴリズム:断片化が最も少ないボリューム選択
- SRMアルゴリズム:OSに依存したボリューム選択など
ストレージ管理のためのレポートを発行
- (1) ACSモニタによるディスク情報のレポート
- (2) 違反状況の履歴管理レポート
- (3) SMFレコードの記述
ACSVSAMオプション
IBMのMVS環境下で、JCLによって定義するVSAM割り当て要求のボリュームを選択します。ACSVSAMオプションは、JCLで定義するすべてのVSAM要求のパラメータ情報を変更します。
動作環境
メーカー | OS |
---|---|
IBM | OS/390, z/OS |
富士通 | MSP/E20, MSP/EX |
日立 | VOS3/AS, VOS3/FS, VOS3/LS, VOS3/US |